様々なカルチャーが入り混じるシンガポールのグルメ。
日本では食べたことも見たこともない料理に好奇心が高まります。
そんな中でも今回は、見るからにヘルシーそうなサンダーティーライス(擂茶)をご紹介します!
なんとなく食べてこなかった料理ですが、先日偶然見かけたので食べてみたところ、ちょっと衝撃を受けたので記事にまとめてみました。
サンダーティーライス・擂茶ってなに?
シンガポールを代表する客家料理のひとつで、元は擂茶(レイチャ)と言い、客家系の中国人からシンガポールに持ち込まれました。
ライスの上に様々な野菜を乗せたどんぶりと、香り高いハーブのお茶と一緒にいただきます。
野菜をたっぷりでヘルシーな料理です。
どんぶりにお茶をかける食べ方と、別々で食べる食べ方がありますが、どんぶりだけで食べればビビンバ風、お茶をかければお茶漬風になるイメージです。
材料
どんぶり
キャベツ、ほうれん草、インゲン、シンガポールのローカル野菜など、青野菜が多め。
その他、小さくカットした豆腐、小魚、ピーナッツ、カブや大根の漬物(写真の上の方にある茶色いもの。甘め。)など。
お店によって種類は多少異なります。
ご飯は白米またはブラウンライスなどから選択できます。
緑のお茶
実はこちらがメイン。
材料に茶葉が入ることから、ティーと呼ばれているそうです。
茶葉の他に、バジル、ミント、コリアンダー、ごま、ナッツなどをすり鉢ですり、どろっとしたスープにしています。
サンダーティライスの食べ方
元々は緑のお茶をどんぶりにかけて食べていたようですが、シンガポールでは特に決まったルールはありません。
緑のお茶をかけて食べる人、別々に食べる人、チリソースをかけて食べる人など、それぞれが好きなスタイルで食べています。
ぜひ色んな食べ方を試して、自分好みのスタイルを見つけてみてください!
(私はスープは別で、どんぶりにチリソースを付けて食べるのが好きです!)
サンダーティーライス・擂茶のお味
ご飯に乗っている食材は、それぞれ油で炒めて塩で味付けされています。
油っぽさはなく、塩も薄味なので、全体的にさっぱりした印象。
日本人にも食べやすいお味です。
またピーナッツや小魚なども入っているので、パリパリした食感も楽しめて、
チリソースを加えて味変もできるので、さっぱりしつつも飽きずに食べられます。
一方スープは、なかなか癖が強い!
ハーブやお茶の香りと苦味がしっかり効いていて、甘味や塩味はほとんどありません。(お店によって味は変わります)
正直私は……香りと苦味が強くて一杯食べきれませんでした…。(作ってくれた方ごめんなさい)
ですがこれはきっと、食べ続けたらクセになる予感…!また何度もトライしてみようと思います。
名前の由来
サンダーティーライスを中国語にすると擂茶( Lei Cha)(すり潰したお茶、という意味)。
この擂(Lei)は雷と同じ発音であるため、Thunderになった説や
材料をすり鉢ですっている音が、雷の音に似ている事からThunderになった説など
諸説あるようです。
食べられる場所
ホーカーセンターやフードコートなどで気軽に食べることができます。
私が今回食べたのは、金融街にある人気ホーカーセンター『Lau Pa Sat』にあるお店です。
お値段は6.5$~6.8$程でした。
『Lau Pa Sat』のマップ
有名店
・客家佬擂茶 Hakka Thunder Tea Rice(Margaret Drive Hawker Centre内)
こちらはサンダーティーライスの中でも特に有名なようです。
近々行ってみようと思います。